「いい天気だなぁ。このまま寝ちゃってもいいかな?」
「俺も眠りたい。寝ちまうか?」
「うーん、でも大佐怒りそうですねー」
「『一体何をしているんですか。仕事はどうしたんです?』ってな具合にな」
「ええ、それでもって『陛下、貴方もです。王がサボってちゃ示しがつきませんよ』とか言われますよ」
「うげー」
穏やかな空の下で、昼の柔らかな太陽光を受けて眠くならないはずが無い。
ましてや青い芝生の上にブウサギ達と転がっていれば当然だろう。
そしてとピオニーは、ここにはいない、どこかの眼鏡の大佐の真似をした。
「でもサボってるわけじゃないだろ」
「えー、そうなんですか?」
「そうだ。可愛いブウサギ達の散歩なんだよ、これは」
「そうですよねぇ。可愛いジェイドが病気にでもなったら大変ですもの」
そう言っておけばジェイドは許してくれるのではないだろうか。
いくらなんでも自分の名前のついたブウサギが病気になってもよいとは思わないだろう。
そんな無理矢理なことを考えながらは、うとうととまどろみに身を任せていった。
「」
「・・・・・・むにゃむにゃ・・・・・・」
「」
「・・・・・・うー・・・・・・」
ゆさゆさと、を探しに来たジェイドは彼女を揺す振りながら名を呼んだ。
だが一向に起きる気配がない。
名を呼びながら、起きそうにないなと思った。
「おい、ジェイド。いいじゃねぇか、少しくらい寝かせてやれよ」
「彼女にやって欲しい仕事があったのですがねぇ」
「仕方ねぇだろ。こんな幸せそうな顔で寝てるんだぜ?」
「まあ、確かに可愛らしい寝顔ではありますね」
はジェイドやピオニー達よりもかなり若い。
むしろ幼いとすら形容できるだろう。
一般的に『子供』と分類されるべき年齢のはずだ。
だが彼女はこうして子供ながら大佐補佐官である。
それは不可解なことであったが、いかにが有能な人材であるかがわかる。
「ですが流石に日が暮れてきましたね」
「ああ、いくらなんでも風邪引いちまうぞ」
「仕方ありません、私が彼女を部屋まで連れて行きますよ」
「悪戯すんなよー?」
「どうでしょう?」
を起こさないように、ゆっくりと彼女を抱きかかえた。
所謂、お姫様抱っこというやつだ。
「では陛下、きちんと書類に目を通してくださいね」
「ああ、しゃぁねぇーな。早く戻ってこいよ」
「嫌です」
「はぁ?」
ピオニーは間抜けな声を出した。
こいつは人を仕事させるためにここに来たのではなかったのか。
そのくせ自分は直ぐには戻ってこないだと言う。
ふざけるなと言いかけたが、その前にジェイドが口を開いた。
「もったいないじゃないですか 」
「・・・・・・」
しゃあしゃあとジェイドが言う。
しかし、何をする気なんだとは聞けないピオニーだった。
彼に抱えられて見る夢は・・・・・・?
何が書きたかったというと幼い部下を可愛がる九世陛下です(もはや大佐夢じゃない)
そして大佐&陛下ロリコン説ですね!(んなアホな)
(2006/03/08)
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