「え、ちょっ、ジェイドっ?!」
 
 
 
呼びかけられたかと思うと、既に視界は青色だった。
見た目よりも強い腕の力によって、彼の胸に閉じ込められた。
急に、それも仕事中に、だ。
(・・・・・・ジェイドの香水、すき)
引き寄せられたときに、手に持っていた本はばさりと落ちてしまった。
後で拾わなくてはならない。
そんなことを思っていると、ジェイドの右の掌が私の頬を包んでしまった。
紅い、綺麗な瞳に吸い込まれてしまいそうだと思った。
 
 
 
「んっ・・・・・・!」
 
 
 
いつもそうだけど、今回も恥ずかしくって目を閉じた。
あまりにもジェイドの顔が近くにあるのは心臓に悪い。
女の私よりも何倍も綺麗な顔立ちをしていて、肌も白い。
それになんだか妙な魅力があって、どきどきする。
ぼんやりしていると、うっかり口を開かれてしまい、ぬるりとした感触が。
・・・・・・今は仕事中だ。
だが、彼ならこのまま進めてしまう可能性が大いにある。
 
さ す が に そ れ は ま ず い 。
 
 
 
「・・・・・・っ・・・・・・もうっ! ジェイド!!」
 
 
 
力一杯腕を突っ張って唇を離すと、少し残念そうな顔をされた。
・・・・・・いや、凄く残念そうだ。
 
 
 
「何するのよ、仕事中でしょ! 軍務は!?」
 
 
 
腰に手を回されたまま文句を言うと、ぬけぬけとした返事が返ってきた。
 
 
 
への想いをひとつの形にしてみたかっただけですよ」
 
 
 
何も今じゃなくてもいいでしょうが!
 
 
 
 
 
 

 
だって今は仕事中なんですもの。
 
 
 
久しい感じの変態大佐です。
 
(06/06/05)