「私はね、いつも思うのよ」
 
「何をです?」
 
「なんでジェイドが私の部屋で何食わぬ顔で生活してるのかって」
 
「ほぅ」
 
「ほぅ、じゃなくて! なんで勝手に私の部屋で暮らしてるのっ?!」
 
「決まってるじゃないですか、貴女に変な虫がつかないように見張るためです」
 
「一番変な虫が貴方よ」
 
「これはこれは。お褒めに預かり光栄です」
 
「褒めてない。まったく褒めてない」
 
「いいじゃないですか。貴女だって一人では寂しいでしょう?」
 
「大の大人が寂しいわけないでしょ」
 
「そうおっしゃらずに」
 
「言うわよ」
 
「まったく、私にどうしろと言うんです?」
 
「毎日言ってるでしょ! 出てけって」
 
「それは聞けませんねぇ」
 
「・・・・・・私こそどうすりゃいいのよ」
 
「いいじゃないですか、楽しい新婚二人暮し。子供は欲しいですが、もう少し後でいいですよ?」
 
「誰がいつアンタと結婚したっ?!」
 
「お望みなら今からしますか?」
 
「・・・・・・もういい。疲れた」
 
「私に似た利発で愛くるしい息子もいいんですが、貴女に似て強がりで素直じゃない娘もいいですねぇ」
 
「やっぱ出て行け」
 
 
 
 
 

 
007*【大佐夢】
マルクト軍の独身寮(ヒロイン宅)
マルクト軍・ジェイドの副官・ギャグだと思われる